不妊FAQ

病院へ通っています。鍼灸は受けられますか

はい受けられます。

当院の治療を受けている80%の方は病院へ通っています。
最近は病院へ行かれる方も増えとてもいいことです。
病院でしかできない検査があるからです。

妊活では原因と思われることは早く取り除くことで
妊娠に近づきます。

しかし病院へ依存しないようにも注意をいたします。
あくまで妊娠するのはお二人であることを
忘れないでください。

治療院であればどこでも不妊治療は受けられますか

いいえ、不妊の治療は受けられません。

それは学校で不妊の治療を教わらないからです。
知識はあってもこの複雑な治療は専門でないと
できません。

鍼灸治療院ですと安易に鍼灸師というだけで
受けてしまうと、時間だけが過ぎてしまいます。

最初の治療院選びはとても重要です。
気になるところがあれば、まず、カウンセリングを受けて
治療する「人」をみてください。

知識や経験、人柄などよく見極めて受けることで
早く希望が叶うでしょう。
また、国家資格を取得していると安全に受けられますよ。

体外受精を受けます。ショート法とロング法のちがいを教えてください

体外受精の排卵誘発方法のちがいです。

アゴニスト法とアンタゴニスト法に別け、
ショートとロングはアゴニスト法に入ります。

アゴニストは作動薬。アンタゴニストは拮抗薬(不活性化)
です。他にクロミッドやフェマーラなどもあります。

ショート法とロング法は排卵誘発を始める時期のちがいです

ショート法は月経が始まったらGnRHアドニストという
点鼻薬を開始と同時に排卵誘発の注射を行い
排卵をコントロールします。

ロング法は前周期高温期の中頃から点鼻薬を開始します。
その後hMG/FSHの注射して、排卵近くにhCGの注射で
排卵を促します。

ロング法は採卵できる数が増える可能性がありますが
両方とも薬などで副作用も考えないといけません。

自然排卵で体外受精は受けられますか

受けられます。担当医により自然排卵は妊娠率が低いと
考えますが、その真逆の医師もいます。

どちらが正解ということではなく、お二人がどのような
治療を受けたいかを決めることが大切です。

自然排卵なので採卵は基本ひとつです。移植は新鮮胚で
されることが多いです。

薬を使わない分、体への負担は軽いです。
私の治療院では自然排卵された方のほうが妊娠率は良い
です。お二人でよく話し、担当医に相談してください。

排卵誘発の注射の後、いつも頭痛がでます。頭痛をでないようにする方法はありますか

採卵で使われる注射は、ホルモン剤です。

hMG・FSHは卵胞を育てる。
hCGは育った卵胞を排卵させます。

hMGは卵胞刺激ホルモンと黄体ホルモンの混合です。
FSH卵胞刺激ホルモンのみです。hCGは
ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)
は、筋肉注射なので痛みがあります。

注射の後に頭痛が起きる要因は薬の作用も考えられますが
首や肩こり、自律神経のバランスが日ごろから乱れやすい
方になりやすいです。

予防は普段から骨格の調整をして正常な可動域をいつも
保つことと自律神経を安定することです。
それには鍼灸をとても効果的です。

排卵誘発を受け、卵巣が腫れました。仕方がないでしょうか

採卵後、卵巣が腫れることはあります。
多少の腫れでしたら心配いらないと思いますが
担当医に指示をよく聞いてください。

腫れが強く腹水がたまるようでしたら
卵巣刺激症候群(OHSS)に進行することがあります。

原因はエストラジオール(E2)値が高くなることで
腫れます。

多嚢胞性卵巣症候群(PCO)の方は卵子がたくさんできる
ことで起こりやすいです。
当院へ来ている方も採卵後卵巣が腫れ少々痛みがある
方がいますが、ほぼ10日前後で落ち着きます。

無理なさらないように安静にして下さい。くれぐれも
わからないときは担当医に聞いてください。

流産の原因は何でしょうか?流産の後は妊娠できますか

染色体異常の原因が約80%ほどです。
その他は母体の原因は「子宮奇形」「絨毛膜羊膜炎」
など血流に関係することもあります。

習慣性流産とは3回流産を繰り返すことで不育症として
とらえられます。
しっかりと病院の治療を受けあせらずに
体調を整えれば妊娠は充分可能です。

稽留流産になり手術を受けました。次の生理はいつごろでしょうか

稽留流産は特にサインがなく病院で心拍が確認できない
とわかることが多いです。

妊娠6~7週目あたりに胎児や心拍が確認できないと
判断されます。手術後1週間当たりで出血が治まります。

その後は生理が安定するまで1~3周期必要です。
個人差があるので、あせらずに療養することが大切です。

高齢の出産は流産になりやすいと聞きます。どのくらいの人がなるんですか

高齢出産とは35歳以上です。
20~30歳の流産は10%に対して35歳は20%になります。

流産は何週目に多くおきますか

最も多い時期は心拍確認する前です。
早期流産とは妊娠12週目前をさし流産の80%をしめます。

原因は主に染色体異常です。
後期流産とは妊娠12週目~22週目までをさし
流産の20%です。こちらは母体の原因もあります。

自然流産の頻度は妊娠5~7週目22~44%、
8~12週目34~48%、13週目~16週目6~9%。

化学流産とは、胎嚢が確認できる前に妊娠が止まって
しまうことです。医学的には流産でなく生理の一環として
とらえています。

今は判定検査が早くできるので妊娠がわかるが
以前はわからないまま生理をむかえた経緯があります。

切迫流産とは流産にいたっていないがその危険性が
ある状態です。安静が必要です。

稽留流産とは胎児が子宮内で亡くなり、そのまま
子宮内にとどまることです。

自然と出血とともにでてくることを進行流産といいます。
または手術(子宮内容除去術)をします。

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